相見積もりで困るのは、金額の比較ではありません。断るほうです。
私は外壁塗装で13社に見積もりを依頼し、10社から見積書を受け取りました。契約したのは1社です。
つまり、9社に断りを入れました。
現地調査に来てもらい、1〜2時間かけて測ってもらい、見積書まで作ってもらった会社に「他社にします」と伝える。正直に書くと、気が重い作業です。私は元リフォーム営業で、断られる側にいた期間のほうが長いのですが、それでも面倒でした。
この記事では、実際にどう断ったかを書きます。

断り方は3つあります
| 方法 | 手間 | 使える場面 |
|---|---|---|
| 一括見積もりサイトに代行してもらう | ほぼゼロ | サイト経由で紹介された業者 |
| 自分で電話する | 中 | 直接依頼した業者 |
| 自分でメールする | 小 | 直接依頼した業者 |
サイト経由なら、自分で連絡する必要はありません。
お断り代行を使うと、こうなります
私が実際に使ったときのやり取りです。
「A社に決めたので、B社、C社、D社を断ってください」
「承知しました」
これだけです。拍子抜けするくらいスムーズでした。
自分で業者に連絡は一切していません。見積もりまで出してもらって断りづらい、丁寧に説明してくれたから気まずい、といった負担をまとめて引き受けてくれます。
そして、断ったあとに業者からしつこい営業電話が来たことは、一度もありませんでした。
なぜ運営が代行してくれるのか
一括見積もりサイトは、紹介した業者から手数料を受け取る仕組みです。断りの連絡がうまくいかず利用者が不快な思いをすれば、サービス自体の評判が落ちます。
だから、断りの代行まで引き受けています。遠慮する必要はありません。
代行があったサイト・なかったサイト
私が使った5つのサイトでは、こうなっていました。
| サイト | 断るときの対応 |
|---|---|
| 外壁塗装パートナーズ | 代行あり(日程調整の代行も) |
| ヌリカエ | 代行あり |
| リショップナビ外壁塗装 | 代行あり(日程調整の代行も) |
| 外壁塗装の窓口 | 代行あり |
| ホームプロ | マイページのボタン一つで完了 |

申し込む前に、この機能があるかを確認しておくと後が楽です。
自分で断るときの文面
直接依頼した業者には、自分で連絡します。そのまま使える文面を置いておきます。
メールの場合
◯◯株式会社 ◯◯様
先日はお見積もりをいただき、ありがとうございました。
社内で検討いたしました結果、今回は他社にお願いすることにいたしました。
ご丁寧にご対応いただいたにもかかわらず、申し訳ございません。
またの機会がありましたら、よろしくお願いいたします。
電話の場合
「先日はお見積もりをありがとうございました。検討した結果、今回は他社にお願いすることにしました。申し訳ありません。」
理由は言わなくて構いません。
聞かれたら「予算の都合です」「工事の時期が合いませんでした」で十分です。他社の金額を伝える必要はありません。元営業として言うと、そこから値引きの話が始まって、かえって長引きます。
断るときに、やらなくていいこと
1. 何度も謝る必要はありません
断られるのは営業の仕事のうちです。1回謝れば十分です。
2. 他社の見積書を見せる必要はありません
「A社は◯◯万円でした」と伝えると、値引き交渉が始まります。すでに他社に決めているなら、伝える意味がありません。
3. 連絡を無視するのは避けてください
放置すると、確認の電話が続きます。一度断れば止まります。私の場合は、それ以降の連絡はありませんでした。
相見積もりのマナーは3つだけ
1. 相見積もりであることを隠さない
最初に「複数社に相談しています」と伝えて構いません。隠しても現地調査で分かりますし、伝えたほうが各社が条件をそろえて出してくれます。
2. 同じ条件で依頼する
私は13社すべてに、同じことを伝えました。
- 外壁と屋根を塗ってほしい
- 15年ぐらいもつ塗料を使ってほしい
- 見積書には「塗らない部分」も明記してほしい
条件がずれると、金額の比較ができません。実際、1社だけ「屋根は塗らなくていい」と判断し、その会社の見積もりは他社と同じ土俵ではなくなりました。
3. 結果を伝える
断るのがマナーというより、そのほうが自分が楽です。返事をしないと、確認の連絡が続きます。
断ったあとに、登録解除も必要です
ここを勘違いしている人が多い部分です。
業者を断ることと、サイトの登録を消すことは別の手続きです。
お断り代行だけを頼んだ場合、登録情報はサイト側に残ります。そのままだと、新しい業者を紹介されることがあります。
完全に止めたいなら、同じ電話でこう伝えてください。
「登録解除と、個人情報の削除もお願いします」

なお、着信拒否は解決になりません。フォームに電話番号が残っているので、別の業者が別の番号からかけてきます。止めるなら、元栓を閉める必要があります。
それでも断るのが苦手なら
お断り代行のあるサイトを選んでください。これが最も確実です。
私が5つ使ったなかでは、断りの代行に加えて、現地調査の日程調整まで代行してくれるサイトが2つありました(外壁塗装パートナーズとリショップナビ外壁塗装)。3社と別々に日程を合わせるのは、想像より手間です。
まとめ
- サイト経由なら、お断り代行で自分から連絡する必要はない
- 自分で断るなら、メール1通か電話1本。理由は言わなくていい
- 他社の金額を伝えると、値引き交渉が始まる
- 業者を断ることと、登録を消すことは別の手続き
- 断ったあと、しつこい営業電話は一度も来なかった
断ることを前提に、最初からお断り代行のあるサイトを選んでおくのが、いちばん気が楽です。


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