リフォーム営業マンの外壁点検チェックシート|劣化と塗装の時期がわかる

我が家の外壁診断ができるチェックリスト。13個のチェック項目と項目ごとの状態と対策

外壁塗装の耐用年数は、一般的に約10年といわれています。

これは持ち家の方の大きな悩みの一つといえるでしょう。

外壁塗装をしたほうが良いのは分かっていても、タイミングが難しいですよね。

実際、何で判断すればいいのか分からないです。

オオハシさん

んで、外壁塗装っていつやればいいん?

川東治郎

「外壁点検チェックシート」で今の状態を一度チェックしてください。

この記事では、外壁点検チェックシートから家の劣化状態と症状が分かるように、要点をまとめました。

この記事で分かること

・チェックシートから現在の劣化がどの程度、進んでいるのか

・劣化の種類

・各劣化の対応策

「外壁にヒビがあるし不安」や「今年で築10年だからやらなくちゃ」と漠然と不安や、焦りがあると思います。

とりあえず自分の目で確かめてからでも大丈夫です。

現状を知るからこそ業者の言いなりになりません。

ぜひ、この記事でマイホームの健康診断をしてください。

もくじ

外壁点検チェックシート

外壁点検チェックシートの活用方法と注意点

下記のチェックシートの何番に該当するかを確認ください。

複数該当する場合もあります。

スクロールできます
番号状態
1外壁に艶がある
2外壁表面の艶がない
(新築、または塗り替え時に艶があった場合)
3変色や、汚れがある
4壁面に触れると、白い粉が付く
5壁面に細い(髪の毛ぐらいの)ひび割れがある
6外壁にカビや藻が発生
7つなぎ目(シーリング材)にひび割れ、切れがある
8塗装がはがれている
9木部に腐食がみられる
10金属部にサビによる腐食がある
11外壁に0.3ミリ以上のひび割れがある
12外壁の反り、浮きがある
13室内の側面や、天井に雨染みとみられるシミがある

該当した番号をチェック

1~2番 耐久性がある状態

まだ大丈夫!

半年に1回程度、定期的にチェックしてもらうと、家への理解度が深まります。

3~9番 リフォーム検討時期

経年劣化が進んでいます。

塗料の防水性が低下しているので、塗り替えの検討時期です。

早めに不具合を対応することにより、工事内容が最小限にでき、コストを下げられます。

10~13番 早めの対応が必要

放っておくと家の内部まで影響する可能性があり、早めの外壁、屋根の張り替えが必要な場合があります。

外壁材や屋根の下には防水シートなどがあるので、焦らずに業者を決めてください。

雨漏りをしている場合は、早急に業者へ連絡することをオススメします。

早めの外壁塗装が経済的

定期的に外壁塗装メンテナンスをすると、トータルで100万円安くなる

図は例えですが、
10年ごとに塗り替えをすると20年で200万円
20年放置して、外壁の一部取り換えと塗り替えをすると300万円かかります。

壁材を交換する場合は一部でも値段がおおきく上がります。

外壁塗装が20年も手つかずだと、劣化の進行が予想され、工程が増えるため値段が上がります。

外壁材の下には防水シートがありますが、防水シートも完璧ではありません。

防水シートは柱にタッカー(大きいホッチキスのようなもの)やクギで止めているため、新築時から穴があります。

そこから水が柱に触れて、木が腐食に進みます。

そして家の寿命を縮めてしまい、資産価値を下げてしまいます。

外壁塗装を早めにすることにより、長い目で見ると経済的です。

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外壁劣化の状態を確認する

リフォーム検討するべき症状

チェックシートで確認した劣化の状態を簡潔に説明します。

現在の状態を理解することで、焦ることなく行動がとれます。

変色や汚れがある

変色と汚れの写真と具体例

原因

塗料の防水性が低下している。

状態

塗料は紫外線や雨風にさらされ徐々に劣化していきます。

外壁材でも凹凸のあるデザインのものは汚れやすいです。

対応

まだ大丈夫です。

外壁の汚れが「どうしても嫌」って方は塗り替えをオススメします。

壁面に触れると白い粉が付く(チョーキング現象)

チョーキングの写真と具体例

チョーキングといわれる現象で、正式には白亜化はくあか現象といいます。

原因

分かりやすい経年劣化の現象で、塗料が紫外線や雨風にさらされたことが主な原因です。

また施工不良の可能性もあります。

  • 下処理が不十分
  • 塗料を薄める
  • 外壁材に合わない塗料を使う

しかし、業者の施工不良を見極めるのは難しいのが現状です。

状態

塗料の成分が分離して、粉状になった顔料(色の原料)が表面に浮き出ている状態。

塗料の性能が落ちて、防水性が低下しています。

対応

外壁塗装の検討するときと思ってください。

塗り替えをオススメします。

しかし、焦って塗り替えをする必要はないので、じっくり業者選びをしてください。

塗り替えから5年以内にチョーキングが起こった場合は施工不良の可能性があります。

施工不良の疑いがある場合
  1. 工事した業者と異なる、第三者の業者に見てもらう。
  2. 第三者の業者が施工不良と診断する
  3. 工事をした業者に問い合わせる

いきなり工事業者に問い合わせると、責任逃れや、言いくるめられ可能性が高いです。

リフォーム瑕疵かし保険に入っている業者は、すぐに対応してくれます。

 リフォーム瑕疵かし保険はこちらで詳しく説明してます。

壁面に細いひび割れのがある(ヘアークラック)

ヘアークラックの写真と具体例

ひび割れのことをクラックと言います。

ヘアクラックとは0.3ミリ以下のクラックのことです。

訪問営業が見つけやすく、指摘しやすい箇所です。

お札の厚さが0.1mmなので、重ねて何枚入るかで確認できます。

原因

  • 経年劣化
  • 地震
  • 地盤沈下
  • 施工不良

一番多いのは経年劣化で、チョーキングと同様に紫外線や雨風にさらさることで生じる。

防水性が低下している箇所から水分を吸収したり、乾燥したりを繰り返すことによりひび割れが生じます。

状態

現在は初期症状ですが、放っておくと幅が大きくなります。

対応

ヘアクラックの時点で対処すれば、大きな問題はありません

急いではいないが、外壁塗装の目安として業者差選びをそろそろ始める気持ちで。

細いクラックであれば「下塗り塗料」でふさぐことができます。

その上から塗装することで防水性も向上します。

値段が気になる方はひび割れ部分を埋める、コーキング補修という応急処置の方法もあります。

見た目も悪いし、近い将来に塗り替え等のメンテナンスをする必要があるので、あまりオススメはしません

つなぎ目(シーリング材)にひび割れ、切れがある

シーリングのひび割れの写真と具体例

外壁のつなぎ目や、窓のふちのゴムっぽく柔らかい材質のものをシーリング材といいます。

シーリングやコーキングといわれ、どちらも同じものです。

これも訪問営業が見つけやすく、指摘しやすい劣化のサインです。

原因

  • 経年劣化
  • 施工不良

紫外線により、ゴム状の柔らかい素材であったシーリング材が、硬化することで生じる。

また、家の振動に耐えられずに、隙間が空くこともあります。

状態

シーリングにひび割れがおきたり、縮んで隙間ができてる状態。

中にはジョイナーや防水シートがあるため、すぐに雨漏りがするものではありません。

ジョイナーとは、サイディングボードのつなぎ目に入れる金具のことです。

しかし、完全に雨水を防げるものではないので、いずれは雨漏りします。

対応

シーリングが劣化しているときは、たいてい外壁塗料も劣化している可能性が高いので、外壁塗装を検討する時期です。

シーリングの工事方法は「打ち替え」と「打ち増し」があります。

打ち替え
打ち増し
  • 既存のものを撤去して、新しいシーリング材を充填する
  • 新しいシーリング材のみになる
  • コスト高い↑
  • 劣化した既存のシーリング材の上に、厚みを増すため新しいシーリング材を充填する
  • 劣化したシーリング材が残る
  • コスト安い↓

基本的には打ち替えのほうがいいです。

打ち増しでは、表面だけ塗り重ねているだけです。

古いシーリング材の劣化が進行することにより、新しいシーリング材にも悪影響があります。

カビや藻が発生

カビと藻が発生している写真と具体例

軽い汚れの場合、水洗いをしてブラシで軽くこするぐらいで落ちます。

原因

南側よりも日当たりの悪い北側に発生しやすい。

外壁の種類や、木々に囲まれた家であったり、隣に川が流れていたりと原因は様々。

状態

頑固な汚れが付着して洗っても取れない場合、菌が外壁の内部にまで繁殖が進んで深く根を張っている状態です。

そうなると菌が膨張して内部でひび割れが起こります。

この状態は、塗料本来の防水性、撥水性がなく劣化や寿命の可能性があります。

古っぽく見えたり、清潔感がないように見えます。

対応

外壁塗装の検討するときです。

高圧バイオ洗浄でカビ・コケの根元から分解・殺菌して洗い流します。

高圧バイオ洗浄とは、塗装前に行う高圧洗浄に薬剤を加えて洗浄することです。

繁殖を抑える効果もあり、塗料によりますがその上から塗装をすることで10年~20年ほど外壁が守られます。

塗装の剥がれ落ち

塗装がはがれている写真と具体例

原因

経年劣化と施工不良が原因。

施工不良の場合、塗装後1年以内に発生することがあり、下処理の不足がほとんどです。

経年劣化の場合、材質にはよるがいつかは生じる劣化症状です。

状態

塗装がはがれた箇所は裸の状態です。

守るものがないので、そこからじわじわと雨水が浸透します。

防水シートがあるため、すぐに雨漏りというわけではありません。

内側が濡れることは、躯体の劣化スピードを加速させ、家の寿命が短くなります。

対応

なるべく早く業者に見てもらうことをオススメします。

この状態になると、たいていは外壁の塗り替えをどの業者でするかの検討する段階だと思ってください。

施工不良の疑いがある場合
  1. 工事した業者と異なる、第三者の業者に見てもらう。
  2. 第三者の業者が施工不良と診断する
  3. 工事をした業者に問い合わせる

いきなり工事業者に問い合わせると、責任逃れや、言いくるめられ可能性が高いです。

リフォーム瑕疵かし保険に入っている業者は、すぐに対応してくれます。

 リフォーム瑕疵かし保険はこちらで詳しく説明してます。

焦らず納得できる業者を選んでください。

外壁の反り・浮き

外壁のはがれと反りの写真と具体例

外壁材が窯業ようぎょう系サイディングボードの場合に起こる現象です。

窯業ようぎょう系サイディングボードとは、セメントや繊維質を混ぜて板状にした外壁材です。

新築戸建てでは、サイディングボードの採用が90%になります。

原因

経年劣化により塗料の防水性が低下していたり、シーリングがひび割れたりすることにより、外壁材が水分を吸い込む。

水を吸ったり、乾燥したりを繰り返すことにより生じる現象です。

状態

この状態になると、全体的に経年劣化が進んでいる状態といえます。

外壁材の内側に雨水が入り込んでいる可能性があります。

対応

軽い反り・浮きなら早期発見で、釘やビスで固定できます。

しかし、状態が悪ければ張り替えが必要になります。

張り替えでは、外壁塗装よりも規模の大きいリフォームになるため、コストも上がります。

築10年以上経過してい場合、同じサイディングボードが生産せれていないことが多いです。

外壁に0.3ミリ以上のひび割れがある

構造クラックの写真と具体例

0.3mm以上のひび割れを「構造クラック」といいます。

構造クラックは、家の内部にまで影響を与える深刻なひび割れとなってます。

お札の厚さが0.1mmなので、重ねて何枚入るかで確認できます。

原因

ヘアクラックが大きくなったり、地震や地盤沈下、施工不良が原因です。

ひび割れの箇所に負荷がかかることで生じます。

状態

この状態は良くないのですが、比較的水平や垂直のクラックはまだマシです。

斜めにひび割れているクラックは、構造に問題を抱えていることが多く危険です。

対応

大規模な工事が必要になる。

状態により、グラインダーという機械でクラックの部分をV字(U字)にカットし、シーリング材などを充填していく方法もあります。

こういった方法を知ることで、不要な工事を防げます。

とりあえず業者に相談が必要です。

木部に腐食がみられる

木部の腐食の写真と具体例

原因

木部に雨水が直接、触れることよる腐食します。

またはクギの部分からの雨水が侵入るることも原因です。

状態

劣化の状態が様々ですが、腐食は躯体を弱らせていきます。

腐食した状態を放っておくと、どんどん広がっていき、最悪の場合は外壁が剥がれ落ちることがあります。

対応

発見が早ければ、部分補修をして塗装することが先決。

深刻な腐食の場合は、外壁の張り替えなどのリフォームが必要になります。

金属部にサビによる腐食がある

金属部のサブと腐食の写真と具体例

金属製の外壁は、トタンと金属サイディングがあります。

金属サイディングがサビることは、ほとんどありません。

原因

サビは塗料が劣化すると、金属部に雨水が直接ふれることにより生じます。

状態

サビが進行すると穴が開き、そこから雨水が内部に侵入します。

対応

穴が開いている場合は、業者に相談してください。

サビ部分が小さければまだ大丈夫です。

サビ取り専用の洗剤やブラシがホームセンターで売っています。

サビを落とすことにより進行を防ぐことができる。

室内の側面や、天井に雨染みとみられるシミがある

部屋の壁にシミやカビがある写真と具体例

原因

雨漏りが原因です。

状態

屋根や外壁から雨水が侵入しています。

対応

早急に業者に連絡。

急いでいる時こそ、だまされたり、高い金額で契約させられるので注意が必要。

そういうときでも数社に相談して、納得できる工事内容を選択してください。

まとめ

最後に内容をまとめます。

この記事で分かる3つのポイント

・チェックシートで家の診断

・現在の家の状態を知る

・各劣化の対応策

自らチェックすることにより今の家の状態が分かります。

状態が分かれば、業者に言いくるめられたり、だまされることが少なくなります。

知識をつけることで、お金も家も守れます。

今回のチェックで良くない状態が分かってしまった場合でも、いま分かって良かったです。

いま分からなければ、今後もっと大変なことになっていたかもしれません。

ピンチはチャンスと、とらえて前向きにいい外壁塗装をしましょう。

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