【外壁塗装の基本】自分を守るために必要な最低限の知識

「まずはこれを読む!」 外壁塗装で後悔 しないための知識

外壁塗装・外壁リフォームの必要性は家の中と異なり分かりづらいですよね。

雨漏りでもしない限りは生活に支障がないため先延ばしにしてします。

しかし生活に支障が出るような雨漏り、シロアリ、カビが発生してしまえば外壁塗装ではなく、外壁の張替工事の外壁リフォームになり、そうすると外壁塗装よりもより高額になります。

塗り替えの目安を知り、適正で失敗しない外壁塗装をぜひしてください。

長い記事になっていますので結論から言います。

結論
  • 時間をかけて業者を選ぶ
  • 3社以上の見積もりを比べる
  • だまされない最低限の知識を持つ

自ら考え適切な外壁塗装の知識さえあれば、トラブルに巻き込まれることもなく、自己防衛することができます。

大切なのはじっくり時間をかけて検討すること

もくじ

業者選び

外壁塗装の9割以上は業者選びで決まります。

大げさではなく業者選びに一番、力を入れるべきです。

外壁塗装はすごく手抜きのしやすい工事のためトラブルが多いです。

業者選びに失敗すると、どんなにこだわって決めた色やデザインも、不便だった工事期間も、お金も水の泡。

自分には関係がないと思われるかもしれませんが、決して安くない金額の工事を悪い業者に頼んでしまう方は多いです

訪問販売に騙されない知識

国民生活センターが運営するPIO-NETに登録された、訪問販売によるリフォーム工事・点検商法の相談件数の推移

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年度2018201920202021
相談件数7,2238,0018,7806,004(前年同期 5,876)
談件数は2021年12月31日現在(消費生活センター等からの経由相談は含まれていません)
※ここでは、「屋根工事」「壁工事」「増改築工事」「塗装工事」「内装工事」の合計を「リフォーム工事」としています。
出典(行政独立法人 国民生活センター

国民生活センターに寄せられた「訪問販売によるリフォーム工事・点検商法」の相談件数は、2020年で1日あたり約24件です。

訪問販売=悪質、ではないですが言葉巧みにセールスされると外壁塗装のことを分からずに契約してしまいます。

かなり上手にこちらの気分をよくさせて、特別感を演出してきます。

契約してからは、様々な追加工事の料金を取られたり、手抜き工事をされるケースが多いです。

要注意な表現

不安をあおる表現

  家がダメになりますよ

  このヒビから雨漏りします

  放っておくと大変です

あなただけに特別表現 今日決めてもらえば特別価格に

  キャンペーン期間中なので

  モニター価格で

誇大表現

  半永久的に塗り替えはいりません

  30年保証します

このような訪問営業はマージンを取り、安い値段で下請けの塗装業者に依頼します。

塗装業者も利益を抜くと適切な工事ができる金額が残らなくなり、手抜き工事が行われます。

外壁塗装は値引きしにくい工事のため「値引きされた金額=水増しされている金額」の可能性があります。

手抜き工事

手抜き工事をしていても、塗りたては新築に蘇ったようになるので気が付きにくいです。

手抜き工事の方法が下記のリストです。

  • 塗装前の洗浄を適当に済ませる
  • 古いシーリングを取らずに、重ねるようにシーリングする
  • 塗料を水で薄める
  • 十分な乾燥する前に上塗り
  • 通常は3度塗りのところを2度塗りにする

手抜き工事をされると、耐用年数15年の塗料が下処理が甘いために3年で剥がれてきたりします。

工事後に10年保証といった保証書をくれる業者もあります。
しかし10年保証があったとしても、そのような業者がまともに保証してくれるはずはありません。

外壁塗装の値引きは、本来できるところが少ないので難しい工事です

リフォーム業界は多重構造で成り立っている

元請け会社から下請け会社、
下請け会社から孫請け会社、
に仕事が依頼されていく際に、マージンが発生する図

多重構造が原因でトラブルになることがあります。

元請け会社から下請け会社、
下請け会社から孫請け会社、
に仕事が依頼されていく際に、マージンが発生します。

マージンは仲介料や管理費等が含まれます。

例えば100万円で契約した工事の場合、
元請けがマージンとして20万円を受けとり
下請けがマージンを15万円受けとる
すると孫請け会社は65万円で仕事を行うことになります。

孫請け会社は今後の付き合いもあるので65万円の仕事を請け負ったが、利益が出ないので手抜き工事をしてしまう。

これはあくまで例ですが、こういった多重構造で工事が行われることがあります。

しかし、メリットもあります。

元請け会社が提案力やデザイン力、現場管理力のある会社の場合は、こちらにストレスや、トラブルも起らないまま工事が終わることがあります。

また外壁塗装だけなのか、屋根塗装、外壁の張り替え工事を含め、どれぐらいの規模の工事をするのかで依頼する会社が変わってきます。

各塗装業者のメリット・デメリット

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各塗装業者メリットデメリット
ハウスメーカー・自宅の構造を理解しているので安心感がある
・保証など安定感がある
・独自の外壁塗料などの独自性がある
・施工は下請け業者が行う
・代金がもっとも高額にになる
工務店・ハウスメーカーよりは距離感が近い
・細やかな相談ができる
・ほとんどの施工は下請け業者が行う
・保証やアフターメンテナンスなどの質にバラツキがある
リフォーム会社・内外装すべてのリフォームを一手に引き受けてくれる
・様々な修繕工事を行える
・施工は下請け業者が行う
・代金が高額になる
塗装専門店・専門知識が高い
・金額を抑えることができる
・地域密着である
・専門店を名乗りつつ、施工は下請け業者が行うことがある
・規模が小さく、見つけづらい
・塗装以外の仕事に弱い

高ければ良いわけでもなく、ましてや「安かろう悪かろう」が多い外壁塗装業界。

自分にあった業者を選ぶのがポイント

とは言ってもそれが難しい。

時間をかけて適切な業者を選び、適切な材料適切な施工適切な価格でしてもらう為にも最低限の知識が必要です。

ランニングコストを意識すると得する

より経済的に外壁塗装をしたいと誰もが思います。

目の前の外壁塗装を安くするか、30年間の視点から総合的に安くするかで業者や使用する塗料が変わっていきます。

長期的なランニングコストの視点で、外壁塗装を考えるほうが得する

耐用年数15年の場合30年間の費用は240万円
耐用年数10年の場合30年間の費用は300万円となります。
30年間で60万円の差となる

使用する塗料などにより工事の耐用年数が変わってきます。

耐用年数15年の工事が1回120万円

耐用年数10年の工事が1回100万円とします。

1回の工事で人件費や足場代は、固定される費用ですので耐用年数によって変わることはありません。

耐用年数15年の場合30年間の費用は240万円

耐用年数10年の場合30年間の費用は300万円となります。

30年間で60万円の差となります。

とりあえず目の前の工事を安くすると、長い目でみると損する場合があります。

外壁塗装をする3つの目的

外壁塗装で紫外線や雨風、虫、カビから家を守る

家は建ったその時から劣化していきます。

外壁や屋根は、紫外線や雨風にさらされ徐々に傷ついていきます。

気持ちよく暮らすには家のメンテナンスが必要。

1. 家の見た目

塗り替えることにより一番の変化を感じられるのが見た目です。

新築のように美しい外観の家を見るたびに心踊り嬉しくなります。

外観で変わること

  • 見た目がよくなる
  • 外観が好きになると愛着がわく
  • 資産価値が上がる

2. 躯体の保護

住宅を解体したときの平均築後年数の比較した。2001~2005年にかけ各国が調査したデータに基づく国土交通省の推定値(資料:国土交通省)

各国における住宅の平均寿命
日本33年
アメリカ55年
イギリス77年
住宅を解体したときの平均築後年数の比較した。2001~2005年にかけ各国が調査したデータに基づく国土交通省の推定値(資料:国土交通省)

日本の住宅は欧米よりもはるかに短命です。

様々な要因がありますが、メンテナンス怠ってしまう老朽化も原因の一つです。

今後は環境面でも既存の家を長く使うことが求められるようになります。

外壁塗装は家の劣化を防ぎ、全体をコーティングして家を守ります。

3. 資産価値の向上

同じ築年数でも定期的にメンテナンスされている家は、メンテナンスされていない家よりも資産価値が高いです。

家を貸したり、売ったりする際に資産価値は大きく影響します。

長く住むつもりがなくとも、見た目が美しく、躯体も丈夫であれば少なくともお金をかけて取り壊すこともなくなります。

同じお金を使うなら家をリノベーションして、次の人に使用してもらいたい。

目的を決めることで行う工事の内容が決まる

外壁塗装しないと起こるトラブル

塗装は家をコーティングして塗膜をはる

その膜が外壁を守り、家を守ってくれます。

ほとんど家の外壁はサイディングかモルタルで頑丈そうに見えますが、塗装があってこそ家が守られる

塗膜が弱くなり雨風に当たることで、外壁に直接水が触れてしまって破損するのは時間の問題になります。

雨漏り

外壁のヒビのことをクラックと言います。

このクラックから雨水が侵入します。

しかし裏側には防水シートが敷き詰められているため、小さなクラック程度であれば防水シートが防いでくれます

しかし防水シートも完璧ではありません。

防水シートはクギや、大きいホッチキス針のようなタッカーで留められて穴が空いています。

防水シートは新築時から穴だらけですので、小さいクラックでも安心はできないです。

シロアリ

シロアリにとって外壁からの水の侵入は、液状の水があり高い湿度は快適な場所になる。

シロアリの被害により木材を食べられて躯体を弱らせてしまいます。

耐震構造の問題がでます

火災

水の侵入により漏電を引き起こし、漏電が原因の火災がおきます。

電気回路の経年による劣化により、水に触れることが原因の可能性がある。

漏電による火災の93%は築年数10年以上

築年数10年以上だから「今すぐ塗り替えしないと」と急がなくても大丈夫です。

しかし、1度考える目安にして下さい。

雨漏り、シロアリ、火災のトラブルが起こると、高額で大規模な工事が必要になる

外壁塗装の目安となる耐用年数

外壁塗装の一般的な目安は10年といわれています。

これは塗料の防水機能が10年くらいでなくなるからで、家の立地や環境によっても変わるのであくまで目安。

塗料の種類と耐久年数

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塗料の種類耐用年数特徴
アクリル系塗料5~8年・耐久性が低く汚れやすいため、最近ではほとんど使用されていない。
・新築時の塗料として使用されていることがある
ウレタン系塗料8~10年・アクリル塗料と比較すると耐久度に優れている
・最近はシリコン系が人気のため、使用頻度は低い
シリコン系塗料8~15年・住宅の屋根・外壁の塗り替えで主流となっている
・ウレタン系よりも耐久性、防カビ性、防汚性が優れている
ラジカル系塗料12~15年・2012年に発売されたしい塗料
・シリコン系と並び、コストも低い
フッ素系塗料15年~20年・耐用年数は抜群に高い
・コストが高い

耐用年数に同じ塗料でも開きがあるのは、同じシリコン系でも1缶1万円以下のものから5万円以上のものまであります。

シリコンの含有率が多いほど耐久性は増しますが、コストも上がる。

塗り替えの場合は外壁の劣化状況や、環境により変わるので耐久年数はあくまで目安です。

外壁材の種類と耐用年数

新築の7割以上はサイディングボードが使用されています。

外壁材の耐用年数は定期的な塗り替えや、補修などのメンテナンスをした際に耐えるであろう年数です。

塗装目安は塗料の種類により異なるため、あくまで目安として考えてください。

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外壁材塗装目安耐用年数
金属系サイディングボード10~15年40年
窯業系サイディングボード  7~8年40年
モルタル 8年~15年 30年
ACLパネル 10年~15年 40年
コンクリート壁 10年~15年 100年

外壁材の製品や、環境により大きく塗り替え時期が変わります。

後ほど劣化を自己チェックできるポイントをを書いています。

シーリングの耐久年数

シーリングは外壁の継ぎ目や隙間を補填することをいいます。

シーリングの耐久年数は7年〜10年で、経年劣化による機能の低下により、ひび割れをおこす。

ひび割れがいきると、水が外壁材の内部にはいる可能性があるので要注意。

屋根の耐久年数

屋根は外壁以上に紫外線や雨の影響をダイレクトに受ける場所になるので、外壁塗装を検討する際に点検をしてもらうのがオススメです。

外壁塗装と一緒にメンテナンスを検討することで、足場費用を抑えられるメリットがあります。

外壁塗装をして屋根のメンテナンスをしない場合、次の外壁塗装の時までに屋根のメンテナンス時期がこないのか。

又は、それまでにメンテナンスをする必要があるかを、確認してください。

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屋根材点検目安耐用年数
スレート屋根 7~8年 15~25年
アスファルトシングル10~15年 20~30年
トタン10~15年10~20年
ガルバリウム鋼板20~30 年20~30年
セメント瓦10~15 年30~40年
粘土瓦(日本瓦)20~30 年50~100年
防水シート(ルーフィング) 20~30 年20~30年
野地板20~30 年20~30年

野地板の上に防水シートを敷き、その上に屋根材を施工します。

粘土瓦の耐用年数は50〜100年なので、粘土瓦は問題なくとも先に、野地板と防水シートの張り替えが必要になる。

自己チェックする5つのポイント

チェックリストの画像

いずれも自己チェックできる劣化のサイン。

同じ家でも南向きのほうが劣化が早いこともあります。

劣化の確認チェックリスト
  • 外壁の表面を触るとチョークのような白い粉がつく
  • 変色やさび、カビ、コケが見られる
  • ひび割れ(クラック)が見られる
  • シーリング材のひび割れなどの劣化
  • 塗装の膨れ、はがれがある

このような症状を見逃さず、外壁塗装の検討をしましょう。

ただし焦って早急に業者を決めてしまうと失敗する可能性が高まるので、時間をかけて検討できるように自己チェックが必要です。

よく晴れて1日中太陽にさらされる場所や、台風のような強い雨風が多い地域、1年の多くが雪が積もっているような寒い地域のように様々な環境下に家は置かれます。

また一軒の家でも南側と北側でも状態が異なる。

状況により塗料の機能が低下するスピードは様々なので、自分で外壁の状態をチェックすることが重要です。

工事の流れ 8ステップ

施工期間は約2〜3週間

工事の手順を事前に知ることで、事前に業者への質問が明確化できます。

また、塗装の仕上がりと近隣住民とのトラブルを避けるために、正しい手順で工事が行われているのを確認することが大切。

STEP
ご近所への挨拶

施工中のご迷惑とお詫びを兼ねて、作業中に何かあった時の窓口となる工事担当者と一緒に挨拶に行くのがベスト。

工事中は足場組み立て時の騒音や清掃水の飛散、塗料が洗濯物に飛ぶことがあります。

工事担当者に施工期間中の注意事項と回避策を説明してもらいましょう。

STEP
足場組立と養生

安全確保のために足場を組み、清掃水や塗料の飛散を防ぐためにメッシュネットなどで覆う

汚さないためにしっかりカバーができているかを確認

STEP
洗浄

汚れや古い塗料、コケなどを専用の高圧洗浄機で落とします。

洗浄は重要な下処理の一部で、外壁がキレイになってないと良い塗料を使っても機能を発揮できません。

もしコケが残った状態で塗装すると、コケがはがれた時に塗料も一緒にはがれます。

外壁が目で見てキレイになっているかを確認

STEP
養生・下地処理

塗料がついてはいけないところに養生します。

シーリング処理やサビ止めの塗布をして下地の調整をする。

キレイで長持ちする秘訣は丁寧な下地処理にあり。

場合によっては洗浄より先にシーリングを行います。

サビや浮いている箇所をしっかりと取り除けているかを確認

STEP
塗装

基本は3回塗装です。

下塗り→中塗り→上塗りの順で行います。

下塗りは外壁と塗料の密着を良くするためのもので、色は仕上がりとは全く異なる場合があるので注意。

中塗り、上塗りでムラなく厚みをつけて、機能性を上げる。

事前に何回塗るかを確認

STEP
付帯部分の塗装

外壁や屋根以外の雨どいや雨戸、通気口、鼻隠し、シャッターボックスなどをいいます。

基本2回塗りで外壁よりも劣化が早いのでワンランク上の塗料がオススメ。

どこを施行して、どこを施工しないかをしっかり確認し明記してもらう。なぜなら、付帯部分は施工してもらえると思っていた箇所がされていないトラブルが多い。

STEP
点検・養生解体・掃除

塗り残しがないか点検して、問題がなければ足場を解体します。

担当者と仕様書と照らし合わせて確認を行う

STEP
ご近所への挨拶

工事終了を伝える。

以上が一連の工事の流れになります。

洗濯物が干せない期間や、窓が開けられない期間があります。

家により異なるため事前に確認をしてください。

塗装工事に適した季節

塗料は条件を満たさない環境で作業すると、性能が十分に発揮できません。

条件
  • 気温 5℃以上
  • 湿度 85%以下
  • 強風、雨、積雪がない

条件を満たしやすい春と秋は、業者の繁忙期のため思うような日程で工事開始できないことがあります。

条件を満たしにくい夏と冬は閑散期のため、値引きの可能性が高まります。

時期オススメ度特徴
春 3~5月雨が少なく空気が乾燥しているため塗料の乾きが早い
梅雨 6月頃雨が多く、湿度が高いため塗料が乾きにくいため、工期が伸びる
夏 7~8月気温が高く塗料が乾きやすいが、雨が多いので工期が伸びやすい
秋9月~11月空気が乾燥しやすいため塗料の乾きが早いが、台風の影響で工期が伸びやすい
冬12月~2月塗料の凍結、機能低下が生じる

   

使用する塗料や工事内容によっては、夏・冬も狙い目かもしれません。

現地調査~工事完了までの4ステップ

1 現地調査

業者に相談をすると現地調査を行います。

現地調査なしでは正確な提案と見積もりができません。

一緒に確認をすると、いまの家の状態が分かり業者が提案する内容が分かり易くなります。

現地調査の時に気になることや不安に思っていることをしっかり伝えてください。

業者が適切な対応をしてくれるかも分かり、工事後のトラブルを避けるため、保証の有無も確認

2 見積もり

外壁塗装の見積もり

見積もりは基本無料でもらい、3社以上の業者で見比べてください。

相見積もりをすることにより、適切な材料と適切な金額が把握できます。

ただし互いの業者に値段を競わせて、強引な値下げ要求は絶対にしないでください。

業者も利益を確保したいので、塗料のグレードを下げる、本来するべき補修工事をしない、手抜き工事をすることになります。

川東治郎

これでは適切な工事が行われません。

見積もりだけで業者の良し悪しを判断するのは難しいですが、着工してからでは手遅れになってしまいます。

見積もりからわかることをカンタンに説明します。

ダメな見積書
良い見積書の比較

一式と多用されている見積もりは信用できません。

あいまいな表現を使い、何をどれくらい使用するかが分からないので、後になって工事をしてもらえると思っていた箇所が「それは追加工事です」と言われたりします。

また上の表にはないですが、キャンペーン価格期間限定値引きなども怪しいです。

もともと高い見積もりを出して、値引きをしているように見せることがよくあります。

よく分からない専門的な単語が並ぶ見積もりはかなり分かりにくいので、値引き額や合計金額に目がいってしまいます。

しかしそれでは適切な価格が分かりません。

塗装面積の計算式

塗装面積とは外壁に塗装をする総面積のことをいいます。

総面積は計算で分かります。

家の延べ床面積(坪) × 3.3 = 家の延床面積(㎡)
家の延べ床面積(㎡) × 1.1〜1.4(係数) = 総面積

で求められます。

例えば延べ床面積が30坪の場合

平米をもとめる 30坪×3.3=99㎡
総面積をもとめる 99平米×1.1~1.4=108.9㎡~138.6㎡

よって108.9㎡~138.6㎡になります。

それより窓や玄関、開口部などの塗装しない面積を引いたものが塗装面積となります。

どうせ分からないだろうと塗装面積を水増しされる可能性があるため必ず確認してください。

相見積をとれば複数社でだいたいの塗装面積が分かると思います。

工程ごとの単価相場

業者により単価が異なりますが、大体の目安を知っておくことが自己防衛につながります。

足場 ㎡ 600~900円 種類により変わる

高圧洗浄 ㎡ 200円~300円 バイオ高圧洗浄などは高くなる

下塗り ㎡ 600円~1,200円

中塗り・上塗り ㎡ 1000円~5000円 中塗りと上塗りは同じ塗料を使用することがある

おおまかに把握することで、信用できる業者を選ぶ目安になります。

支払方法は基本的には全額後払いが好ましいです。

しかし業者により異なるため支払方法を確認する必要があります。

川東治郎

全額先払いは絶対にしないでください

持ち逃げされる可能性があるので。

3 打合せ

工事内容の確認

塗装をやってもらえると思っていても、実際はやってもらえず追加工事が発生したりはよくある事です。

確認を怠るとトラブルの一因になります。

付帯部分の工事は特に多いので塗装する箇所だけでなく、塗装しない箇所も書面に記してしてもらうようにしてください。

施工の過程で補修すべき箇所が見つかる場合もあります。

そういった料金が発生する追加工事はどのようなものがあるかも聞いてください。

塗料の打合せ

塗料の種類と色を決めます。

塗料は耐用年数や機能に着目してください。

遮熱、防水、防カビ、防汚などの機能がある塗料があり、塗料により家の悩みが解決する可能性があります。

家により適切な塗料が変わるので、プロである業者と相談して適切な塗料を選んでください。

色はおおまかなイメージを固めてから打合せをしたほうがスムーズです。

サンプルから色を選ぶ際に、サンプルは小さく、家の表面積が大きいので見え方が違ってきます。

薄い色はより薄く、濃い色はより濃く見えるので色の特性を踏まえて決めてください。

最近では3Dシミュレーションを使用してイメージを確認することができます。

様々なパターンが試せるので決めるのに悩みます。しかしイメージの明確化ができます。

4 契約

契約書では以下のことを確認してください。

  • 工事名
  • 場所
  • 工期      一般的には7〜10日ですが、天候・時期により変わることがあります。
  • 契約金額
  • 支払い条件   全額後払いが望ましい
  • 正式な見積書  塗装面積と工程ごとの単価が適正か
  • 保証内容    保証内容と保証期間、口約束したものが記載されているか
  • 契約日
  • 捺印

契約時に明記されていないことがあれば業者にしっかり伝えてください。

これも後のトラブルを避けるために必要です。

トラブルを事前に避けることで、工事する側も楽になるので双方にメリットがあります。

外壁塗装の知識をつけて適切な行動をする。

この記事を読んで

まだ塗り替えは早いかな?

そろそろ考えていこうか

とりあえず家の状態を見てもらおう

のように自ら考え適切な行動がとれるようになれば、トラブルに巻き込まれることもなく、自己防衛することができます。

この記事で確認できること
  • 業者の選び方は、リフォーム業界の多重構造を知る
  • 外壁塗装の目的は美観、躯体の保護、資産価値の向上
  • 塗料、外壁材、屋根の耐久年数
  • 現地調査から工事終了までの流れ

本当に大切なことはじっくり考えることです。

なので家の自己チェックをして、今すぐに工事が必要とはならないようにしたいです。

業者の言われるがままではなく、こちらから行動をしましょう。

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