付帯部の塗装は重要!相場と塗れない箇所・材質を知ってトラブル回避

見積もりで注意する3つのポイント 付帯部塗装の相場と役割を知る 付帯部で塗装しないでいい材質を知る

外壁塗装って屋根と外壁のリフォームだと思っていませんか?

最近の凹凸のない四角形のような家でも、屋根と外壁以外に塗装したほうがいい箇所(付帯部ふたいぶ)が多くあります。

川東治郎

付帯部ふたいぶに関するトラブルがけっこう多いです

オオハシさん

付帯部ふたいぶってなんや?

付帯部ふたいぶとは

  • 屋根の側面である「破風板はふいた鼻隠はなかくし」
  • 屋根からの雨水を受ける「雨どい」
  • 窓の外側についている「雨戸・戸袋とぶくろ」など

本記事で詳しく説明します。

外壁の細部を知って、ぜひ納得の外壁塗装をしてください。

この記事を書いた著者
ステ次郎の自己紹介

川東 治郎

詳しいプロフィール

プロフィール

  • リフォーム営業を5年、施工管理を2年
  • 納得できる外壁塗装の知識を発信中
  • 「だまされる人を減らす」がコンセプト

本当に信用できる良い業者は、あなたのために最適な工事をしてくれます。

しかし、悪徳業者や手抜き工事が多い業界なので、知識で武装してお金と家を守ってください

場所によっては、雨漏りの原因になる付帯部を塗装することは重要です。

この記事を読むあなたは、家もお金も守れます。

もくじ

付帯部とは?塗装する目的

付帯部塗装で必要なことは付帯部塗装の目的はコスト削減と美観と、劣化の早さは「付帯部 > 外壁」の考えの図

付帯部の読み方は「ふたいぶ」といいます。

意味は

主たるものに従うこと。

goo辞典 https://dictionary.goo.ne.jp/thsrs/16293/meaning/m0u/

外壁塗装の主である、外壁・屋根の塗装に付いているって意味です。

オマケ的な箇所扱いですが、家にとっては重要な箇所になります。

付帯部は劣化が早く、安価な塗料は×ダメ

私がおすすめする付帯部の塗料は、外壁に使用する塗料よりも、1〜2年ほど耐久性の高い塗料です。

付帯部は外壁や屋根とは材質が異なり、劣化が早いものもあります。

特に木部やプラスチック(塩化ビニル)は外壁よりも耐久性が低く、劣化が早い材質です。

すこし耐久性の高い塗料を使うことで、外壁の塗装との劣化タイミングの差を縮めることができます。

付帯部を塗装する目的

付帯部を塗装する目的は、長い目で見たコスト削減と、見た目である美観です。

コスト削減

付帯部を塗装することで、付帯部の保護をします。

川東治郎

形あるものは、いつか劣化し壊れてしまいます

壊れてすぐ交換するよりも、塗装して長く使うほうが、経済的で環境にも良いです。

加えて、外壁の塗装をするタイミングで一緒に塗装したほうがより経済的です。

付帯部も屋根の高さまで上って作業する必要があり、高所作業なので足場を設置します。

外壁塗装と一緒に塗装をすれば、1回分の足場代で済みます。

美観

外壁や屋根を塗り直した際に、付帯部も一緒に塗りなおすことで悪目立ちを防ぐことができます。

付帯部の耐久性も見た目も問題ない場合は、塗装しないという選択肢も持っておくことで業者の言いなりを避けることができます。

本当は塗装の必要がない場合があるので、業者の言葉をすべて信じないようにしましょう。

耐久性がまだある箇所、次回の外壁塗装まで持ちそうな箇所はやらなくていい

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見積もりで注意する3つのポイント

見積もりで注意する3つのポイントを解説。1.塗装箇所の確認 2.使用塗料の確認 3.付帯部塗装の相場と離れてないか

業者から見積もりをもらったときに、気を付けるポイントがあります。

付帯部について、3つのことに気を付けて話を聞き、質問をすることが外壁塗装を成功させるために重要です。

1. 塗装箇所の確認

付帯部で生じやすいトラブルが下記になります。

「塗ってもらえると思っていた」
「塗って欲しくない箇所が塗られていた」
「付帯部の場所を説明されていない」

見積書に付帯部の場所が明記されていない業者は要注意です。

川東治郎

本当によくあるトラブル

塗装されると思っていた場所が、塗装されずに、お願いすると追加料金ということもあります。

塗られる側も、塗る側もトラブルを避けることができれば双方にメリットがあります。

対策
  • 見積書に塗装する付帯部の場所を明記してもらう
  • 塗らない箇所も書面上で残るようにしてもらう

2. 使用する塗料を確認

「思っていた色と違う」
「塗って3年以内に塗装がはがれてきた」

上記のようなトラブルも多く見られます。

一般的な業者であれば、見積書に付帯部ごとに使用する塗料がかかれています。書かれています。

【注意ポイント】コストを下げるために安価で、耐久性の低い塗料が使用されないか確認

コスト削減でよく使用されるのがウレタン塗料です。

私のおすすめの塗料は、外壁で使用される塗料より、すこしグレードの高い塗料です。

塗料について詳しく、おすすめの塗料を書いているのが下記の記事です。

【おすすめ塗料あり】価格と性能を理解して外壁塗装をしよう

3. 付帯部の塗装費用が、相場かけ離れてないかを確認

付帯部塗装の単価は、部位により価格単位が異なります。

  • 米単価(/㎡)
  • メートル単価(/m)
  • 枚数単価(/枚)
  • 場所単価(/箇所)

業者によって単位の書き方が異なるので注意してください。
例えば「軒天」の単位が平米(㎡)やメートル(m)と業者によって異なる

付帯部の塗装相場

使用する塗料によっては、値段が上がることがあります。

部位価格相場
軒天(のきてん)1,200~3,000円/㎡
破風板(はふいた)800円~1500円/㎡
鼻隠し(はなかくし)800円~1500円/㎡
雨樋(あまどい)500円~2,500円/m
水切り300~700/m
雨戸・戸ぶくろ1,500~3,500円/枚
2,000~3,000円/箇所
ベランダ、バルコニー4,000~8,000円/㎡

「業者×塗料の種類」で価格が変わる

軒天のきてんの場合、1,200〜3,000円/㎡と差が1平米あたり1,800円も単価に差があります。

塗装費用は「業者×塗料の種類」で大きく変わります。

ハウスメーカーに塗装の依頼した場合、作業は下請け業者が行うので中間マージンが発生し、価格が上がります。

反対に、自社で工事をする業者の場合、中間マージンが発生しないので価格が上がりません。

両者ともメリットとデメリットがあるので、あなたにとって良いなと思えるバランスの業者を選んでください。

塗装業者の比較や、業界の多重構造について詳しくは下記の記事をおすすめします。

【外壁塗装の9割以上は業者選びで決まる】見極める7つのポイント

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【画像あり】付帯部の解説|場所と相場

家の付帯部を、家イラストで詳細を説明。鼻隠し・破風板・雨どい・雨戸・水切り・庇を図解で説明

家は多くの付帯部があり、基本的には塗装によるメンテナンスをすることが必要です。

下記で詳しく説明していますが、材質により塗装しないほうが良いものもあります。

軒天のきてん(軒裏)

軒天(軒裏)の付帯部についてイラストと画像を使って説明。外壁塗装をする際の単価の相場、役割、特徴をわかりやすくしています。

屋根(軒)の裏側の天井にあたる部分

相場

平米単価 1,200~3,000円

主な材質

  • 木材(木材合板、ベニヤ板)
  • ケイカル板
  • スラグ石膏板
  • フレキシブルボード
  • 金属板

軒天の役割

軒天は雨漏りや火災時に火の広がりを抑え、家を守ってくれる重要な場所です。

屋根の裏側でも意外と雨があたって、シミや汚れが見られます。

軒天の寿命を延ばすために、定期的な塗装によるメンテナンスが大事になります。

破風板はふいた鼻隠はなかく

破風板・鼻隠しの付帯部についてイラストと画像を使って説明。外壁塗装をする際の単価の相場、役割、特徴をわかりやすくしています。

屋根部分の側面にあたる箇所

見積書が、破風板と鼻隠しを合わせて「破風板塗装」になっている場合があります。

たいていは鼻隠しも含まれますが、念のため鼻隠しも塗装するのかを確認してください。

相場

平米単価 800円~1500円

主な材質

破風板と鼻隠しは、使われる材料が共通です

新しい家は耐火性と耐久性の観点から金属製が使われています。

外壁がモルタルの場合は破風板・鼻隠しもモルタル仕上げになっている家もあります。

木材が使用されているのは、主に築年数が長い家です。

破風板・鼻隠しの役割

瓦などの屋根材は上からの風には強いですが、下からの風には弱く、瓦が飛んでいくこともあります。

破風板・鼻隠しは下から吹き上げる風を分散させるために重要な役割です。

雨・風・紫外線がダイレクトにあたり、自然の影響を受けやすい部位です。

塗料が劣化すると雨漏りの原因にもなります。

雨戸あまど戸袋とぶくろ

雨戸・戸袋の付帯部についてイラストと画像を使って説明。外壁塗装をする際の単価の相場、役割、特徴をわかりやすくしています。

窓や戸の外側にあたる箇所

シャッタータイプ、折り戸タイプ、引き戸タイプの3つが主流です。

相場

1枚単価 1,500~3,500円

主な材質

以前は木製がおおく使われていましたが、現在はアルミや銅板が主流になっています。

▼塗装が必要な素材

  • スチール
  • 木材
  • 塩ビ鋼板

▼塗装が不要な素材

  • アルミ
  • ステンレス

磁石でくっつく金属は、塗装が必要なものが多い

雨戸・戸袋の役割

現在は防犯のイメージが大きくなっていますが、本来は雨風を防ぐ役割があります。

防寒、防火の効果もあり、自然現象から割れやすい窓を守ってくれます。

雨どい

雨どいの付帯部についてイラストと画像を使って説明。外壁塗装をする際の単価の相場、役割、特徴をわかりやすくしています。

雨どいは、屋根などの雨水を受けて流す細長い「とい」のことです。

一般的には軒先と、縦に外壁に沿って取り付けられています。

塗装相場

メートル単価 500~2,500円

主な材質

▼塗装が必要な素材

  • プラスチック(塩化ビニル)
  • ガルバリウム鋼板

▼塗装が不要な素材

  • アルミニウム
  • ステンレス

磁石でくっつく金属は、塗装が必要なものが多い

雨どいの役割

雨どいは屋根から落ちた雨水をほとんどを排泄してくれます。

外壁などの各部位が雨に濡れ続け、腐食を加速させることを防ぐ。

よく使われているプラスチック製は劣化しやすく、定期的なメンテナンスが必要です。

ひさし

庇の付帯部についてイラストと画像を使って説明。外壁塗装をする際の単価の相場、役割、特徴をわかりやすくしています。

窓や出入り口の上に取り付けられている小型の屋根のことです。

相場

1か所 2,000~3,000円

主な材質

▼塗装が必要な素材

  • 木材
  • 金属

▼塗装が不要な素材

  • アルミニウム
  • ステンレス
  • ポリカーボネート
  • ガラス

ポリカーボネートとはカーポートによく使用されているプラスチック製のものです。

庇の役割

3つの役割があります。

  1. 雨よけ
  2. 室内に入り込む直射日光を遮断
  3. 出入り口や窓の汚れを軽減する

ベランダ・バルコニー

ベランダ・バルコニーの付帯部についてイラストと画像を使って説明。外壁塗装をする際の単価の相場、役割、特徴をわかりやすくしています。

ここでのベランダ・バルコニーは床に防水処理をする塗装のことです

相場

施工する方法により相場も耐久年数も変わります。

FRP防水

平米単価 5,000~7,000円
耐用年数 10~12年

FRP防水は主流となっている工法です。

ガラスマットをひいた上に塗装をすることで防水します。

紫外線に弱いので、定期的な塗装のメンテナンスが必要です。

耐久性に優れ、重いものを上に置いても耐えられます。

ウレタン防水

平米単価 4,000~7,000円
耐用年数 7~15年

ウレタン樹脂を塗ることで防水をします。

費用を抑えられるのがメリットです。

紫外線に弱いので定期的なメンテナンスが必要です。

シート防水

平米単価 5,000~8,000円
耐用年数 15年~20年

塩化ビニルや合成ゴムなどのシートを張り付けて防水します。

耐久性に優れていますが、凹凸のある施工はできません。

おすすめの工法はFRP防水

FRP防水をおすすめする理由は、使い勝手の良さです。

屋上駐車場に使用されるほど非常に丈夫なため、使用頻度が多い場合におすすめです。

1平米あたり4kg前後と軽量なため、家にとって負担が少なくなります。

デメリットは、紫外線に弱いことです。

ベランダやバルコニーは日当たりのいい場所に作られることが多いにも関わらず、紫外線に弱いのは致命的です。

しかし、紫外線があたらないようにタイルやマットを敷くことで、紫外線を避けられます。

タイルやマットはホームセンターで売っています。

水切り

水切りの付帯部についてイラストと画像を使って説明。外壁塗装をする際の単価の相場、役割、特徴をわかりやすくしています。

水切りは、家の外壁と基礎の間にある板金のことです。

相場

メートル単価 300~700円

主な材質

▼塗装が必要な素材

  • スチール製
  • 鉄製

▼塗装が不要な素材

  • アルミニウム
  • ステンレス

磁石でくっつく金属は、塗装が必要なものが多い

水切りの役割

水切りは基礎部分に雨水が入り込むのを防いでくれます。

基礎に雨が侵入すると床下に湿気がこもり、カビが発生したり、シロアリが好む環境になります。

その他の付帯部

上記付帯部以外にも、付帯部があります。

塗装したい付帯部がある際は業者に相談してください。

  • 笠木 

ベランダやバルコニーの上に被せてあるもの。

  • 基礎巾木

見えている基礎の部分

  • 面格子(鉄)

防犯性と目隠しのために、窓の外側に取り付けられているもの。

  • 窓手すり(鉄)

窓の外側に取り付けられている、落下防止用の手すり

  • ドア
  • 門扉

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外壁塗装で塗れない場所と材質

付帯部で塗れない場所と材質。場所はシャッターボックス。材料は、アルミニウム、ステンレス、銅、ポリカーポネートの図

外壁塗装では、基本的には塗れない場所はありません。

しかし、塗らないほうがいいものや、塗らなくてもいい場所や材質があります。

付帯部で塗らないほうがいい場所は「シャッターボックス」

シャッターボックスとは、窓の外側に取り付けられているシャッターを収納する場所です。

塗装は可能ですが、シャッターの出し入れで動きがあり、塗膜にヒビや剥がれが生じます。

剥がれた塗膜がシャッター内に入り、故障の原因に繋がる可能性があるため、通常は塗装しません。

外壁塗装で基本的には塗らなくていい材質

アルミニウム

樹脂コーティングや表面処理が施され、劣化しにくくなっています。

劣化して塗装しても、塗膜がはがれやすいので、おすすめできません。

アルミニウムが劣化した際は、塗装よりもの交換したほうがいいです。

ステンレス

アルミニウムと同様に、塗装してもはがれやすいのでおすすめできません。

塗料を溶かす性質があります。

銅は表面に酸化被膜ができ、、内部がサビないので、塗装の必要がありません。

ポリカーボネート

カーポートによく使用されている、プラスチックのようなアクリルのような板です。

ポリカーボネートは伸縮するので、塗装をしてもひび割れたりする可能性があります。

塗装するよりも張り替えをおすすめします。

磁石でくっつかない金属は、塗装が不要なものが多い

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付帯部の塗装についてのまとめ

見積もりで注意する3つのポイント 各付帯部の相場と役割 付帯部で塗装しないでいい材質を知るの図

本記事についてまとめます。

本記事で分かったこと
  • 見積もりで注意する3つのポイント
  • 各付帯部の相場と役割
  • 付帯部で塗装しないでいい材質を知る

付帯部を知り、見積書での注意点を業者に確認し、相場からかけ離れた値段になっていなければトラブルを回避できます。

見積書での注意点

  • 塗装箇所と、塗装しない箇所の書面で残す
  • 低品質な塗料が使われないかを確認
  • 相場とかけ離れていないかを確認

悪徳業者や手抜き工事が多い業界ですが、長い付き合いになるような良い業者も存在します。

適切でいい外壁塗装をしましょう。

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