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【外壁塗装の基本】塗装を考えた時から工事終了までの流れを解説

外壁塗装をする前にまずは全体の流れを把握。外壁どうしよう?から工事完了まで工程ごとに解説
  • 外壁塗装をを考えているので、全体の流れを知りたい
  • 各工程の注意点ってなに?
  • 工事の内容を教えて!

業者の説明が不十分や、丁寧に説明している業者でも重要なことは話してないこともあります。こういうことは外壁塗装の知識が必要になってきます。

この記事では、家のセルフチェックから工事終了までの流れを解説します。

当記事を読めば外壁塗装の全体像が分かり、事前に注意点や質問したい内容を知ることで後悔しない外壁塗装ができます。

川東(運営者)

業者に任せきりにせず、自分の家は自分で守りましょう

リフォーム営業5年
施工管理2年

この記事を書いた著者

川東 治郎 (Kawahigashi Jiro)

プロフィール (クリックすると詳しく見れます)

詳しいプロフィール 

  • 外壁塗装の一括見積もりサービスを5サイトを利用し、13社紹介してもらいました。
  • リフォーム営業を5年、施工管理を2年を経験
  • 安心して外壁塗装ができるように、もらった見積書の内容を公開しています!見積書を公開した記事
もくじ

家のセルフチェックから外壁塗装の着工までの6ステップ

外壁塗装の着工までの6ステップを図解で説明。家のセルフチェック→現地調査→見積もり→契約→打ち合わせ→挨拶を解説

外壁塗装をするきっかけは様々です。

  • 外壁塗装の訪問業者が最近よく訪ねてくる
  • 同時期に建った家が外壁塗装をした
  • 外壁の汚れが目立ってきた

外壁塗装は家を守る外壁を守るモノです。

人に例えると、人の皮膚を守る日焼け止めの役割です。外壁は人とは違い、放っておいても再生しません。そのため、定期的に塗装をする必要があります。

1.家をセルフチェック

ステップ1のセルフチェック

外壁塗装の目安となる症状があり、「まだ大丈夫だろう」と思われてもセルフチェックはタダなので、ぜひやってみてください。

下記の症状が現れていても、焦らずに業者を選んでください。

壁面に触れると白い粉が付く(チョーキング現象)

チョーキングは分かりやすい経年劣化の現象で、塗料が紫外線や雨風にさらされたことが主な原因。

塗料の成分が分離して、粉状になった顔料(色の原料)が表面に浮き出ている状態です。

ひび割れがある(クラック)

ひび割れのことを「クラック」と言います。

クラックが0.3mm以下の場合は「ヘアークラック」と呼ばれ、この時点で対処をすると、大きな問題になることは少ないです。

0.3mm以上のクラックを「構造クラック」といいます。家の内部にまで影響を与える深刻なひび割れのため、大きい工事が必要な場合があります。

お札の厚みが0.1mmなので、何枚入るかで確認できます。

カビ・藻が発生

塗料の性能である防水性、撥水性がなくなってしまい、劣化や寿命の可能性があります。

放っておくと菌が外壁の内部にまで根を伸ばして、膨張し内部でひび割れがおきます。

つなぎ目(シーリング材)にひび割れ、切れがある

外壁のつなぎ目や、窓のふちのゴムっぽく柔らかい材質のものをシーリング材といいます。

主に経年劣化で生じます。シーリングが劣化しているときは、たいてい外壁塗料も劣化している可能性が高いので、外壁塗装を検討する時期です。

木部に腐食がある

腐食した状態を放っておくと、どんどん広がっていき、最悪の場合は外壁が剥がれ落ちることがあります。

発見が早ければ、塗装することで解決します。

金属部にサビがある

サビが進行すると穴が開き、そこから雨水が内部に侵入します。

上記以外にも劣化の症状があります。
もっと詳しく知りたい方は次の記事がおすすめです。
リフォーム営業マンの外壁点検チェックシート|劣化と塗装の時期がわかる

2.現地調査

ステップ2の現地調査
川東(運営者)

業者に相談をするとまずは現地調査を行います。

現地調査なしでは正確な提案と見積もりができません。

だいたい30分〜2時間ほど家を見て回ります。

30分以下ではしっかりとした調査はできない。

外壁の状態確認、屋根の状態確認、塗らなくてもよい窓の面積を計算するなどやることは多いです。業者と一緒に家を見て回ることをおすすめします。プロである業者と家を見ることで、現状が理解できます。

業者が丁寧な対応をしてくれるかも重要です。

工事後のトラブルを避けるため、どのような保証があるのかを確認する。

3.見積もり

ステップ3の見積もり

見積もりは基本的には無料でもらえます。

見積もりは3社以上からもらう。

3社以上から見積もりを見比べることで分かることがあります。

  • 塗装する面積に違いはないか
  • 見積書が分かりやすく詳細に書かれているか
  • 値段が安すぎたり、高すぎたりしていないか

見積書の値段や、塗装面積に大きな差がある場合は、理由を聞いてください。

オオハシさん

3社以上を競わせて安くできるん?

川東(運営者)

安くなる可能性はありますが、競わせるのはおすすめしません

基本的には競わせることはしないほうがいいです。競わせることで値段は下がりますが、手抜き工事をされる危険があります。

外壁塗装は本来、値下げが難しい工事です。値下げをすると手抜き工事をしなければ業者の利益がでません。値下げの要求は手抜き工事を生み出す可能性があります。

手抜き工事の例
  • 塗料のグレードを下げる
  • 3度塗りするべき箇所を2度塗りにする
  • 工期短縮のために雨の日でも作業する

せっかく外壁塗装をしたのに、手抜き工事が原因で「塗装が5年以内に剥がれた」とならないために、値下げ要求はおすすめできません。

悪い見積りと良い見積書り

見積書を見てすぐに悪い見積書(悪い業者)とわかるのが「一式」というものです。

外壁塗装の悪い見積もりとイイ見積もりの比較を表で説明。悪い見積もりには「特別割引」のようなものと、「一式工事」があるのをわかりやすく説明

一式という表現はあいまいで、どこにどれぐらい塗装するのか全く分かりません。やってもらえると思っていた場所の塗装も、後になって「それは追加工事です」といったこともあります。

「キャンペーン割引」や「特別割引」もあやしいです。

もともと高い値段の見積もりにして、すごく値引きしてるように見せることでお得感が演出をされます。これは訪問営業の業者がよく使う手法です。

見積書は分からない専門的な単語が並ぶので、つい値引き額や合計金額に目がいってしまいます。値段だけでなく、どんな外壁塗装をしてくれるのかで業者を選びましょう。

即決せずに、見積書を見比べて気になるところは業者に質問してください。すべて納得した上で契約する。

4.契約

ステップ4の契約

契約書では以下のことを確認してください。

  • 工事名
  • 場所
  • 工期      一般的には10〜14日ですが、天候・時期により変わることがあります。
  • 契約金額
  • 支払い条件   全額後払いが良い
  • 正式な見積書  塗装面積と工程ごとの単価が適正かを確認
  • 保証内容    保証内容と保証期間、口約束したものが記載されているかを確認
  • 契約日
  • 捺印

契約時に明記されていないことがあれば業者にしっかり伝えてください。

5.打ち合わせ

ステップ5の打ち合わせ

契約後の打ち合わせでは主に色を決めていきます。

  • 外壁の色
  • 屋根の色
  • 付帯部の色 

付帯部とは雨どいや軒、雨戸、ベランダなどの外壁と屋根以外の部分のことを言います。着工に間に合うように塗料の発注があるので、着工の一週間前までに決めてもらうことが多いです。

打ち合わせの内容で言った言わないのトラブルを避けるため、しっかり書面に残してもらう。

塗装をやってもらえると思っていても、実際はやってもらえないトラブルが多いです。

特に付帯部分のトラブルが多いので、塗装する箇所だけでなく、塗装しない箇所も書面に書いてもらうようにしてください。

川東(運営者)

塗装作業中に補修すべき箇所が見つかる場合もあります。

料金が発生する追加工事はどのようなものがあるかも聞いてください。

付帯部についてのおすすめ記事は下記になります。

【付帯部の塗装は重要】相場と塗れない箇所・材質を知って後悔しない外壁塗装

6.ご近所への挨拶

ステップ6のご近所への挨拶

工事の1週間前までに、業者がご近所への挨拶をします。

オオハシさん

自分でやらんでいいん?

川東(運営者)

業者と一緒に挨拶をしても良いですし、家の方が業者の前後に行ってもいいです。

工事中は隣家や近隣へ生活の影響があり、工事の内容について詳細に伝える必要があります。詳しい工事内容や、工事日程は業者に伝えてもらったほうがより確実です。

業者に施工期間中の注意事項回避策を説明してもらいましょう。

トラブルがあった際に業者に窓口になってもらう。

工事中の近隣への影響は4つあります。

1.騒音

塗る作業ではほとんど音はしないですが、工事期間中の約3日は騒音がします。

  • 工事開始日の足場設置
  • 2日目の高圧洗浄のエンジン音
  • 最終日の足場解体

金属製の足場をハンマーで叩いて設置・解体するので大きな音がします。

2.塗料の飛散

基本的にはメッシュシートで家が覆われているため飛散の心配はありません。しかし、隣家の車やカーポートがあまりに近い場合は、カバーなどで養生が必要になります。

3.足場の越境(家同士が間が狭い場合)

家同士の間が狭い場合にトラブルが起こります。

隣の敷地に足場がはみ出す場合、勝手に設置できません。越境する場合は、隣の家に「工事期間中にどのような影響があるか」の説明をする必要があります。

4.トラックの駐車(道が狭い場合)

足場の設置・解体時にはトラックを止める必要があります。

道が狭い場合、近隣の車が出れない可能性があるので、トラックを止める場所・日程・時間の調整が必要です。

着工から施工終了までの工事の流れ

外壁塗装の着工から工事終了までの流れを図解で解説。足場の設置→高圧洗浄→下地補修→養生→下塗り→中塗り→上塗り→付帯部塗装→点検→足場解体のフローチャート

正しい手順で工事が行われているのかを確認することがとても大切です。

どんなに優れた塗料を使っても、正しく作業をしないと施工不良になってしまいます。外壁塗装は手抜き工事がしやすく、トラブルが多いです。

手抜き工事をしない、できないような仕組みを採用している業者もあります。毎日の作業報告を、作業風景や塗料の使用量を写真付きでやり取りできる業者を選ぶのが良いです。

メールやチャットでやり取りができれば確認も楽になるのでおすすめです。

足場組立

外壁塗装は高所作業のため足場を組みます。足場にメッシュネット覆うことで、高圧洗浄で使用する水や塗料の飛散を防止。

高圧洗浄

外壁塗装専用の高圧洗浄機を使い汚れを洗いながします。

高圧洗浄で外壁をきれいにしておかないと、汚れの上から塗装することになり、塗料の耐久年数より早く剥がれてしまいます。

高圧洗浄は重要な下処理。見た目できれいになっているかを確認する

コケやカビ、汚れが強い場合は薬品を使用するバイオ高圧洗浄を行う。

水道は家のものを使用するため、翌月の水道代は上がります。

下地処理

下地処理は適切に塗装するために、凹凸をなくし表面を滑らかにします。ひび割れの補修や、サビ止めの塗布などが必要です。

下地処理がしっかりしていないと、どんなに優れた塗料を使っても、ひび割れや塗料の剥がれが早期に起こりやすいです。

下地処理の質が外壁塗装の質に左右するので、下地処理はどんな工事をするのか確認

養生

養生はドアや窓、換気扇など塗装しない部分をビニールシートで覆います。塗装は飛沫する作業なので、塗装箇所以外を汚さないようにします。

養生してしまうと窓の開閉ができませんが、開閉可能な養生の方法もあるので相談しましょう。

下塗り塗装

下塗りの主な目的は、外壁と塗料の密着力を高めることです。

外壁に直接塗装するとすぐに剥がれたり、塗料の成分が外壁を痛める可能性があります。

川東(運営者)

下塗りは塗装の基本で重要な作業です。

外壁の塗装は3回塗りが基本です。なぜ3回塗りなのか?の詳しい説明と、塗料メーカーのカタログで何回塗りをするのかを確認する方法を解説しているおすすめ記事はこちら
外壁を塗装する回数は多いほうが良い?基本は3回塗りだが例外も…

中塗り塗装

中塗りの目的は、上塗り塗料の補強です。

基本的に中塗りと上塗りは同じ塗料を使用します。2回塗ることで塗膜に厚みを作り、塗料の耐久性や防水性などの機能性を高めます。

塗り残しチェックや、塗装回数を減らす手抜きを防止するために、中塗りと上塗りの色を変えて塗ることが業者によってあります。

性能を低下させず、ムラをつくらないために数回に分けた丁寧な塗装が必要です。事前に何回塗るかを確認する。

上塗り塗装

上塗りでは中塗りで生じた塗りムラをなくして厚みをつけていきます。外観の印象を決めるのは上塗りの発色や塗り方です。

塗り残しがあると、塗料本来の性能が発揮できず、見た目も悪くなるのでしっかりチェックする。

付帯部の塗装

付帯部の塗装は外壁や屋根以外の雨どいや軒、雨戸、ベランダなどを行います。

塗装してもらえると思っていた箇所が工事内容に含まれていなかったトラブルが多い箇所です。事前にどこを塗装するのかしっかり確認しておきましょう。

「塗装する箇所」と「塗装しない箇所」と書面で明記してもらいましょう。

点検

見積書、契約書、仕様書と照らし合わせて点検をしていきます。

  • 塗り残しや色ムラがないか
  • 塗るべき箇所が塗られているか
  • 塗らない予定の箇所が塗られていないか

見積書にない、塗らない予定の箇所が塗られている場合があります。この際に追加料金を請求されても、支払う必要はないありません。

思った通りの満足のいく仕上がりにになっているかチェック

足場解体・掃除

解体は危険が伴う作業になります。

どんなことに注意をして、どこを通っていいのかを確認してもらうほうが安全です。

外壁塗装の工事期間はどれぐらい?

外壁塗装の工事期間は10~14日、塗装可能条件は気温5℃以上、湿度85%以下、強風、雨、積雪がないこと。おすすめ時期は春と秋を絵で説明

工事期間は10〜14日程度です。

天候に左右されやすいので、雨が続く季節は工期が伸びやすいです。

また、外壁塗装は工程が多く、塗料の十分な乾燥も必要なため工期を短くすることが難しい工事です。

7日以内の工程を提出してくる業者は要注意です。工程を飛ばしたり、手抜き工事をする可能性が高いです。

外壁塗装の流れと工事期間

目安となる工程が下記の表になります。

外壁の状態や、天候により作業が翌日以降にずれ込む可能性があります。また、家の大きさによっても日数が異なります。

屋根塗装も一緒にする場合はプラス3日ほどを見込んでください。

外壁塗装の流れ各工事工程にかかる期間(目安)
現場確認1日(1~2時間)
足場の組み立て1日
高圧洗浄1日
下地処理1日
養生1日
下塗り塗装1日
中塗り塗装1日
上塗り塗装1日
付帯部の塗装1日
完了検査1日(1~2時間)
足場の解体1日
*家の大きさや、天候により時間が左右されます。

塗装工事に適した季節

塗料は条件を満たさない環境で作業すると、性能が十分に発揮できません。

塗装することが可能な条件
  • 気温 5℃以上
  • 湿度 85%以下
  • 強風、雨、積雪がない

条件を満たしやすい春と秋は、業者の繁忙期のため思うような日程で工事開始できないことがあります。

時期オススメ度特徴
春 3~5月 雨が少なく空気が乾燥しているため塗料の乾きが早い
梅雨 6月頃 雨が多く、湿度が高いため塗料が乾きにくいため、工期が伸びる
夏 7~8月 気温が高く塗料が乾きやすいが、雨が多いので工期が伸びやすい
秋9月~11月 空気が乾燥しやすいため塗料の乾きが早いが、台風の影響で工期が伸びやすい
冬12月~2月 塗料の凍結、機能低下が生じる

繁忙期の春と秋は費用が高くなる傾向があるため、工期が伸びることに問題がない場合は夏と冬も狙い目かもしれません。

外壁塗装の流れのまとめ

本記事のまとめを視覚的に解説。外壁塗装の全工程の流れは家のセルフチェック~工事終了まで。注意点と確認すべきことはペン印が業者へ聞きたい注意点。作業日数は10~14日で外壁塗装に適している季節は春と秋。

最後にこの記事で書いた内容をまとめます。

本記事でわかること
  • 外壁塗装の全工程の流れ
  • 作業工程別の注意点と確認すべきこと
  • 作業工程に必要な日数は10~14日

外壁塗装の流れを知ることで、全体像が見えてくると思います。全体を知って、業者に疑問点や要望を伝え、納得のいく外壁塗装をしてもらいたいです。

外壁塗装で1番重要なのは業者選びです。業者選びが質を左右します。

業者選びは納得のいくまで慎重に選んでください。

おすすめは3社以上から見積もりをもらう

複数社とやり取りするのは面倒ですが、高い金額を払ってする工事なので、後悔のない外壁塗装をしましょう。

しかし、外壁塗装をどこで頼めばいいのか分からない方は多いです。

様々な見積もりサイトがあるので選ぶのも大変ですが、当サイトでは39社を数値化し、ランキング形式でまとめています。あなたに合った良い業者を見つけることができ、失敗しない外壁塗装ができます

外壁塗装の一括見積もりサイト39社を比較|おすすめ業者7社を徹底解説

下記は合わせて読むとより外壁塗装がより全体的にわかります。

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